お留守番の合間に
前回の「戦争廃墟」展のお留守番の間に読んだ本を記録しておこうと思います。忘れやすいものですから。
私は「蟻の兵隊」だった―中国に残された日本兵 (岩波ジュニア新書 (537))
中国に残留を余儀なくされた日本兵の壮絶な体験。映画http://www.arinoheitai.com/を見逃してしまったことが悔やまれる。私どものギャラリーの宣伝でいつもお世話になっているHさんのお薦め。お借りして読んだ。
親米と反米―戦後日本の政治的無意識 (岩波新書)
日本にとってアメリカが何なのか、大衆文化の分析を駆使して庶民の感覚に迫る。個人的には写真の図像や新聞などのマスメディアの与えた影響に、なるほど〜、と思う。先輩のHさんに薦められた。
デザインサーカス
プロダクトデザイナーの梶本博司さん、抱腹絶倒の日々。いつも温かいまなざしがあるのが、きっとご本人の人柄を表しているのだと、お会いしたこともないのに勝手に思う。中学の同級生Sさんのお薦め。
文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)
京極夏彦好きなので...。カメラマンの石本馨さんにいただいた。ありがたや。京極夏彦は物理的に重いので、腕が疲れる。これからは文庫本で読もう。
戯作者銘々伝 (ちくま文庫)
「井上ひさしの怪作」というキャッチコピーがついているが、まさにその通り。江戸・明治の戯作者は、リアルではこんな奴らだったのか〜と本当に信じてしまいそうだ。井上ひさしのことだから、それなりに史実に基づいているのかもしれない。